円安が金価格を押し上げ


2025年9月に円相場が対ドルで148円近くまで下落する中、国際金価格の上昇と円安の影響が重なり、日本の金価格が連続で過去最高を更新しています。田中貴金属工業は9月9日、金の小売価格が初めて1グラムあたり19,000円を突破し、19,027円に達したと発表しました。これは前営業日から0.6%上昇し、3営業日連続で過去最高を更新、年初来の上昇率は29%に達します。買い取り価格も18,836円に上昇し、新記録を達成しました。


先物市場とETFの人気継続


大阪取引所の2026年8月限の金先物価格は9月9日に最高値17,439円を記録し、2日連続で過去最高を更新しました。日本の金ETF「三菱UFJ信託金ETF」も同日、場中で16,290円まで上昇し、上場来の最高値を記録、年初来で約30%上昇しています。市場分析では、円安により円建ての金がさらに魅力的になり、大量の資金流入が続いているとされています。


投資アドバイス


円安と国際金価格の上昇により、日本の金市場への投資熱が上昇しています。アナリストは、段階的な投資を検討し、日本銀行の金融政策や地政学的リスクの動向を注視することで、金投資の機会をより良く捉えられると提案しています。


出典:TechNewsテクノロジーニュース、2025年9月9日